犬のテーマパークとドッグラン

ドッグラン

ドッグランは犬専用の施設で、リードをはずして自由に運動させたり、他の犬と触れ合ったりする場所として広く利用されています。

 

ドッグランは、自治体や民間によって運営されていて、全国に有料・無料のドッグランが造られ、その数は年々増加しています。

 

単独の施設はもちろん、高速道路のパーキングエリア内、観光地や遊園地内でのドッグランの設置、また、東京都をはじめ神奈川など都心でも大型公園内でドッグランを運営する動きが加速していて、中には大型犬と小型犬を分けているドッグランもあります。

 

今後、さらにドッグランは普及していくと思われますが、ドッグランを利用するにあたっては、飼い主さんも犬のマナー(しつけ)をしっかりする必要があります。混合ワクチン及び狂犬病の予防接種は当然ですが、犬の行動を制御できるようにしつけておくことが大事です。

 

また、ドッグランが飼い主さんたちのコミュニティの場所としても活用されるということで地域のコミュニティスポットとしても注目を集めています。

 

ドッグランの歴史

 

もともとドッグランは、1990年にアメリカのニューヨークにあるセントラルパークで誕生した犬の施設が始まりであるとされています。

 

当時は、公園内での犯罪が増加し、防犯対策として犬を連れて歩く人が増えたということで、その憩いの場としてドッグランが設置されました。公園内での犬の糞の問題もあったということで、フェンスをつけて専用の場所とし、その中で犬の散歩・運動をさせるといったものでした。

 

このドッグランは世界から注目され、特にロンドンにあるハイドパーク公園に設置されたドッグランでは、愛犬をリードなしで運動させることができるといったもので、これが刺激となって世界各地でドッグランが普及しました。(ドッグパークも類似施設。)

 

現在もアメリカやヨーロッパをはじめ、ここ日本でも「ドッグラン」「ドッグパーク」などの施設が増え続けています。ドッグランの本家であるニューヨーク市は、市が運営するドッグランだけで30以上、民間施設もいれると70余りあるそうです。

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ドッグランが最初に設置されたとされるセントラルパーク公園。アメリカ・ニューヨーク州マンハッタンにある南北4km、東西0.8kmの都市公園で、高層ビル群の中にある憩いの場です。公園内ではジョッキングをする人やバードウォッチングも盛んです。